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2024-03

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生かすという選択は殺すという選択でもある

特に動物においては顕著。

高校で生物を学んだ人は知っているだろうが、
基本的に動物は従属栄養生物。
ザックリ言うと、他の物を食べて生きる生き物。
そして、その食べる物は大概生き物。
つまり、動物が生きるということは
それに食われる生き物が死ぬということ。

殺すのが可愛そうだからと生きた動物を野に放つ人は
すなわち、その動物が生きる為に殺す生き物を
間接的に殺していることになる。
生き物を生かすという選択はすなわち生き物を殺すという選択になりうる。

飼い猫を野外に自由に散歩させる人や
飼ってもいない動物に餌をやる人も同じ。
猫を野外に出すってのは病気を拾ってくる危険や
病気を他の動物にうつす危険もあるから尚危険。
動物に餌をやれば栄養状態が良くなり繁殖し易くなり
結果としてその動物の増加を招く。
そして増えた動物はまた何かを殺す。

植物も生物。
草食動物も他の生物を採食しているのに変わりはない。
草食うだけなら完全には殺さないと思いきや結構殺している。
特に花とか食われて種作れんかったら
一年草は死んだも同然。
樹木はでかくても生きているのは
表面近くの形成層だけってパターンも多いから、
樹皮をくるっと食いはがされたらアウト

更に食い殺すだけではなく、住処を奪って殺すというのもある。
ニホンカモシカに対するニホンジカがその状態。
シカが増えすぎ&地球温暖化でカモシカの住処を奪ってしまい
カモシカが減っている地域がある。

じゃあ植物なら大丈夫かと言うとそうでもない。
こいつらで問題になるのは住処の問題。
植物は基本的に光を浴びないと生きていけない。
光を浴びる事の出来る位置を奪うための熾烈な競争があったりする。
植物を野に放ってそいつが根付けば、
本来そこで日の光を浴びるはずだった植物は死ぬ。

生きている限りは他の生き物に迷惑かけるのが生物。
それが嫌なら死ねば良いが、自らを保存するのが生物の勤め。
そう簡単に死んでしまってはここまで命をつないだ全てに申し訳が立たん。
第一、それが生きている事で命をつないでいる生き物も確かにいる。
死ぬということはそれら生物の命も散らすということになる。
せめてより良く生きていきたいものだな。
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