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2023-12

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竜と猫シリーズ

書名:竜と猫
 竜と猫と冒険少女とぐうたら少女
 猫の英雄と魔法学校
 猫のお見合いと空飛ぶ猫
 竜と悪魔と母猫
 王子と竜と七英雄
著者:アマラ
ジャンル:ファンタジー小説
食べ応え:自家栽培野菜の一口サンドイッチ。
洗い足りないから砂が混じってるよ…

熱で動けない間用に図書館でごそっと借りてきた。
『竜と猫』というシリーズ作品。
猫と竜、というか、猫と魔法のお話。
D&DやSWのようなTRPGを土台にしたよくある世界が舞台。
一見分厚いが一行ごとに改行されていて内容はそう多くないので
さくさく読めて小腹がすいた時にちょうど良い感じ。
この6冊(実質5冊。理由は後述。)読み切るのに1日かからない程度。
一冊の中に一話完結の小話がいくつも入っているので
これも気軽につまめて良い。
話の最後が大体その後をにおわす『果てしない物語』風の
終わりになっているのも面白い。
あれと違って本当にちゃんと続くのだけれど。

どの話も猫と魔法でいっぱいで楽しい。
猫が主人公だったり人間が主人公だったりするが、
猫は必ず出てくる。
ねこですよろしくおねがいします。

主人公は複数人でその話によってメインとなるキャラクターが違う。
主要なキャラクターは死なない安心感があるが
死なせないために安直に長命化&最強化してる感はある。

ナンバリングされていないが、出版年を見て順番に読んだ方が良い。
前の巻を読んでいなくても話が分かるように工夫されてはいるが、
やはり順番に読んだ方がわかりやすいし面白い。

で、お話としては面白いのだが、書籍としてはかなり質が悪い。
ナンバリングされてないのもその一つだが、何よりも誤字が酷い。
特に2番目の『竜と猫と冒険少女とぐうたら少女』が最悪。
脱字もあるし重複もある。
文章中の重複じゃなくて「○○が○○が××で・・・」といった感じの、コピペミスかって感じの重複。
校正かけてないのかってくらい酷い。
実際かけてないのかもなあ…金かかるし。
盾が他手で修正な習性で花は鼻で試験は私見で…
思い出せるだけでこんなにある。
他の巻はこれほど酷くなかったのだが、この巻の酷さが頭に残っていて
普段なら読み飛ばすような誤字や脱字も目に入ってくるようになってしまう。
わざとかんめという古い単語を使っているのか、貫禄と間違えたのか…
なんてことも気になってしまう。スナァ…

この作品はもとは「小説家になろう」というサイトで連載されていたものらしい。
数打ちゃ当たる式のこの手のWeb小説出版に金なんかかけねえわな。
出版側としてはサイトで人気がありそうな作品に声かけて
そのまま出して儲けれたらラッキー当たればウハウハ、
作者側としては自分の作品が本になって小銭が入ればラッキー当たればウハウハ。
外れたら出版側は次を探し作者側は良い木年になったで終わり。
読む側も色々な作品に出合える機会が増えてラッキー、と。
ある意味みんな得してはいるんだが…なんだかなあ…

小説家になろうというサイトには誤字報告を受け付けるツールもあるのにもったいないこっちゃ。
タダで校正してもらえる良い機会なのに。
誤字報告を見ないタイプの作者なのかもしれんが、
聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥を体現しとる。
誤字報告をみて修正したらそれ以降は恥をかかずに済むのになあ。

それにしても悪魔の種類がグレーターかアークかでは大分モノが変わってくるし、
竜猫の体色も灰色なのか赤なのかで雰囲気は大分変る。
せめて設定は統一して欲しいところだ。
竜が皇竜(帝竜?)と呼ばれるようになるまでの年数もよくわからんし。
挿絵が文章で描写されているものと異なっているのも気になる。

あと、別の意味で最悪だったのが『竜と悪魔と母猫』。
この巻、他の巻に収録されている作品から母猫にかかわる話を寄せ集めたもの
最後の一話とオマケの漫画だけがかきおろし。
タイトルに『ままにゃん総集編』とかつけといて欲しい。
これ知らずに買った人がいたら可哀そうだな。
本だから返品もできないし…
あ、誤字は直っていた。
ひょっとしたら間違いだらけのあの巻も2刷以降はまともなのかなあ…
間違い探しや校正の練習に使うのも一興かもしれんな!
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映画CATs

悪い意味ですごいと話題の映画を見た。
確かに凄かった。
まず不気味の谷問題。
人間と猫の間をかたどった造形は忌避感感じる人も多そうだ。
そしてゴキブリの大群。
人間が演じているとはいえゴキブリ。
それをむしゃむしゃ食べる猫状の人間。
こりゃダメな人はダメだろうな。
自分としては縮尺が場面によってバラバラなのが気になった。
猫の全長を何cmで計算してるんだか。
あとは服を着ている猫と着ていない猫が混在している点。
服を着せれば役割を一目でわかるようにさせられるが、
どっちの猫もいると裸の猫の裸っぷりが気になる。

CATS自体は自分は絵本(詩)しか知らない。
ミュージカルを見たことはないが、
ミュージカルで出来ない部分を映画で、というか
CGでやろうとしてるのだという意図は伝わった。
毛の流れとか尻尾の動きとか、CGでしか描きようがない。
その辺りは良くできていると思った。
ただ、もともとストーリーらしいストーリーもない詩を一本の映像作品に仕上げるのはなかなか困難そうだ。
ミュージカルと違って現場独特の高揚感も勢いもない。
映画と舞台の違いが悪い方に働いている部分があるなあ。

日本語吹き替えを英語字幕で見たのだが、
日本語訳された絵本ではわからなかったことが色々解って面白い。
というか詩なんだから原語でみないとそりゃ解らんこともあるわな。
魔法使いの猫の名前がメフィストフェレスのアナグラムになっていたことにも
初めて気が付けた。
多分他にもアナグラムとかいろいろあるんだろうが、
英語が母国語+ある程度文学の知識がないと解らんのだろうな。
そこはしょうがない。

あとはオチがなあ…島流しにしか見えんのだよ…
面白くないわけではないが面白く見るにはいろいろ足りない映画だった。

ついでにワクチン3回目副反応記録。
朝起きた時点で筋肉痛は良くなっていた。
腰が痛いのは多分寝過ぎたせい。
だが、右の脇の下と打ったところ付近はまだ痛い。
午後になりやっと食欲回復。
今は打ったところを触ると痛い&脇の下が痛い。
首の下や耳の下のリンパ節も触ると痛い。
しかし右だけ。
左に打たなくて本当に良かった。

明日は出猟予定。
熊も冬眠から覚めているはずなので、万全の態勢で臨みたい。
熊の猟期は終わっているが、襲われたら撃つのもアリ。
緊急回避というやつ。
そういう事態にならない様にしたいが、こればっかりは運だからなあ…
犬の働きに期待したい。
明日獲れないと、今期は自分で一頭も鹿を獲っていないことになってしまう。
猟師見習いとしてそれはさすがにまずい。
頑張ろう。

猫を拾った話

題名:猫を拾った話
著者:本多 八十二/寺田 亜太朗
ジャンル;SF日常マンガ
SFは少し不思議の略。

大分前、Pixivだかで連載していたマンガ。
終わってしまったと思っていたらここで続編が出ていた。
しかも無料で読めてしまう。
嬉しい。

こっちから読むのがおすすめ。

この人の『ジンメンソウといっしょ』もSFでちょっと怖くてちょっと不気味で不思議でほのぼの可愛い。

クリスマスを探偵と

書名:クリスマスを探偵と
著者::伊坂 幸太郎
絵:マヌエーレ・フィオール
ジャンル:大人の絵本
食べ応え:カカオ80%チロルチョコ。食いでがない。
子供のお菓子のふりして大人向けの味。

絵本なんだけど文章や文字の大きさ、話の内容は大人向け。
長さは短編一本分。
しっかり絵本だが、絵本にしては文章量が多い。
内容は奇をてらわず、児童書の絵本ようなドキドキワクワクだったり
教育的な何かだったりがあるわけでもない。
ああ、そうなったか、と淡々と受け入れられる感じの話。
文章も淡々としているから色々な意味であっさりしている。
普通に美味しい。

しかしこの本、誰のための本なんだか。
絵本だからページ数が少なくて値段が高い。
小説を読みたい人には向かない。
文章が多いから普通の絵本好きにも向かない。
絵を楽しむにも文書がちょっと邪魔。
作者のファンくらいしか買わなさそうだ。
芸術作品と考えればまあ、ってところか。
あとは大人向けの絵本が読みたい人向け。
ヨーロッパの漫画っぽさもあるから、ポンチ絵とか好きな人とかか?
…こうして購買層を考えるとちょっと面白いな。

死神の精度

書名:死神の精度
著者:伊坂幸太郎
ジャンル:ちょっとファンタジー現代小説
食べ応え:梅干しとか鮭とかごく普通のおにぎり。素材は良い。

その人が死ぬべきか否かを決めるタイプの死神の話。
舞台は現代日本。
淡々とした性格の死神が主人公。
話も淡々と進んでいく。
恋愛もの風や推理小説風など色々なパターンの小話がいくつか入っている。
どれも奇をてらったものはなくまあそうなるだろうなという落ちにしかならない。
安心して読めるがドキドキワクワクはない。
児童書の安心感だなこりゃ。
ただし文章は現代小説。
えぐみが無くて雑味もないのでまあ普通に美味しい。
あと、深夜ドラマの脚本にちょうど良いなとは思った。
毎回役者総とっかえのオムニバス集って感じで。
ドラマ見ないけどな。

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